| Scouting Report: 3,525名の観客の前に2005年始めて姿を現したヒデキは2年目とあって大声援で迎えられた。フロントスタッフも認めるよう、そしてチームが認めるように2年目にしてチームの顔になったヒデキがマウンドに向かった。
結果から話すと、初戦を黒星で迎えてしまった。強い責任感、そして期待に答えようという焦りから体が突っ込みストライクを取ることが出来ないうえ、まっすぐも走らないと言う中でのピッチングとなってしまった。
毎回ランナーを背負ってのピッチングではあったが、点を与えたのは3回と6回だけで、後は何とか切り抜けていた。ただ、3回の4失点(自責点4)が大きく響いてしまった。
課題ははっきりしている、調子の悪いときにどのようにして切り抜けるかを研究することである。 投球のフォームや技術的なことではなく、悪いときにいかにして打者をだますかと言うことを学んでいくと投球に幅が出てくるであろう。
今回は、ボールが先行し自分があせるために投球のテンポが速く一定になり、打者にとってはタイミングを取りやすい状態になっていた。事実、一人の打者も間合いを嫌い打席をはずすと言うことがなかった。日本であれば、キャッチャーがサインをゆっくり出したり、キャッチャーボックスをはずしたり様々なことでタイミングを変えていくのだが、アメリカでは正直言ってキャッチャーのそういった高度なインサイドワークにお目にかかったことがない。多分、そういった教育はされていないのだろう。逆に言うと、アメリカでキャッチャーがそういったことをしないのであれば、日本で自分ではやってこなかったピッチャーが自分で学んで行っていかなければならないのである。
これは、ヒデキに限ったことではないのだがこのレベルでやっている選手の技術力の高さはAAAやメジャーでやっている選手と大きく逸脱しないのだが、スマートなプレー、または頭を使ったプレーと言う意味で全くそのレベルの選手に追いついていない選手が多く見られたと言うのが感想である。
ツーストライク追い込まれあとでのプレートの防御、シチュエーショナルバティング、カウントでのアプローチの仕方、投球の組み立てそして守備位置の取り方などのファンダメンタルがきっちりと出来ていないという印象を強く受けた。
とにもかくにも、今回の教訓を生かし更なる飛躍が期待される。
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